
スタンドアロンのHMDでも、PC向けに作ったVRアプリを体験してもらうことができます。
関連
- ◯
 - 作ったアプリを携帯端末やHMDで動かす:Android (Quest 2) , adb
 
検証
- ◯
 - 送信側
 - ・
 - OS:Windows 10
 - ・
 - XRラインタイム/XR送信サーバ/音声送信サーバ:Oculus
 - ・
 - XRラインタイム:SteamVR
 - ・
 - XR送信サーバ/音声送信サーバ:Virtual Desktop Streamer
 - ・
 - XR送信サーバ:ALVR-Server
 - ・
 - 音声送信サーバ:VB-Audio
 
- ◯
 - 受信側
 - ・
 - HMD:Quest 2
 - ・
 - XR受信クライアント/音声受信クライアント:ALVR-Client, ALXR-Client
 - ・
 - XR受信クライアント/音声受信クライアント:Virtual Desktop
 
全般
スタンドアロンのHMD(Quest 2 )の場合、次のいずれかのアプリを介して、PC向けに作ったVRアプリを体験してもらうことができます:[※1]
- ・
 - Oculus
 - ・
 - Virtual Desktop
 - ・
 - ALVR/ALXR
 
- ※1
 - いずれのアプリでも、起動前に所定のやり方で、XRランタイム(OpenXR Runtime)に指定しておく必要があります。
 
個別:サーバ&クライアント:Oculus
有線のUSB3接続(Oculus Link )、および無線LAN(Oculus Air Link )接続に対応しています。
HMD(Quest 2 )に付属のアプリです。
個別:サーバ&クライアント:Virtual Desktop
無線LAN、および広域ネット経由で、PC向けVRアプリの映像をHMDに転送します:
- ・
 - https://www.vrdesktop.net/
 
PC側に設置するサーバアプリと、HMD側に設置するクライアントアプリに分かれています(クライアントアプリは、HMDのストアから購入〜設置します):
- ・
 - Virtual Desktop Streamer …… サーバアプリ(対応OS:Windows, macOS)
 - ・
 - Virtual Desktop …… クライアントアプリ(対応OS:Quest 2, ...)
 
なお、映像/音声を転送するのに、次のアプリを必要とします:
- ・
 - SteamVR …… 映像の転送
 - ・
 - VB-Audio …… 音声の転送(広域ネット経由の場合に必要です)
 
個別:サーバ&クライアント:ALVR
無線LAN経由で、PC向けVRアプリの映像をHMDに転送します。
有志によるパブリックドメインのソフトとして、無償でメンテナンスされています:[※1]
- ・
 - https://github.com/alvr-org/ALVR
 - ・
 - https://github.com/alvr-org/ALVR/wiki/ …… ドキュメント
 
PC側に設置するサーバアプリと、HMD側に設置するクライアントアプリに分かれています(クライアントアプリは、携帯端末(Android )向けの操作アプリ(adb )から、HMD(Quest 2 )に設置します):
- ・
 - ALVR-Server (alvr_server_windows.zip) …… サーバアプリ(対応OS:Windows)
 - ・
 - ALVR-Client (alvr_client_oculus_quest.apk) …… クライアントアプリ:独自規格(OpenVR)版(対応OS:Quest 2, ...)
 
なお、映像/音声を転送するのに、次のアプリを必要とします:[※2]
- ・
 - SteamVR …… 映像の転送
 - ・
 - VB-Audio …… 音声の転送
 
- ※1
 - メンテナだったzarik5氏が辞めることになり、あとを継ぐことをKorejan 氏が検討していますが、状況は流動的です(2022.08.02)。
 
- ※2
 - Unity のエディタで再生する場合、XRプラグインをOpenXRにする必要があります(2022.08.21)。
 
個別:クライアント:ALXR-Client
ALVRのクライアントアプリについては、試験的に、XRの標準規格(OpenXR)版も、有志により提供されています:[※1][※2]
- ・
 - https://github.com/korejan/ALVR
 - ・
 - https://github.com/korejan/ALVR/wiki/ALXR-Client …… ドキュメント
 
- ・
 - ALXR-Client (alxr-client-quest.apk) …… クライアントアプリ:標準規格(OpenXR)版(対応OS:Quest 2, ...)
 
このクライアントアプリ(ALXR-Client )を使う場合、サーバアプリ(ALVR-Server )側には、次の設定が必要です:
settings > video > foveated encoding: <off>
- ◯
 - グリップボタンの問題
 
ALXR-Client のグリップボタンが(Quest のv46 から)効かなくった問題ですが、解決したみたいですね(2022.11.30):[※3]
- ・
 - https://twitter.com/0GUzzuqPjUVpY57/status/1597730631357632512
 
問題の原因は、OpenXRのこの拡張機能だったよう:XR_MSFT_hand_interaction:
- ・
 - https://registry.khronos.org/OpenXR/specs/1.0/html/xrspec.html#XR_MSFT_hand_interaction
 
それにしても最初の報告(2022.10.13)から1か月半……メタ社でも現象をなかなか再現できなかったのは、拡張機能の実装と使用、いろいろ問題があったからのようですが(メタ社側もv47 で対応かな?):
- ・
 - https://forums.oculusvr.com/t5/OpenXR-Development/grip-button-no-longer-works-with-v46/td-p/992030/page/4
 
- ※1
 - これはKorejan 氏の独自プロジェクトです:
 
- ・
 - https://twitter.com/0GUzzuqPjUVpY57
 
- ※2
 - 現時点では試験的な実装です。じっさい、パソコン側の負荷が高いとコントローラのトラッキングが乱れるなど、安定して使える状態ではないようです(2022.07.24)。
 
- ※3
 - ちなみにSteamVRのコントローラのバインド・オプションを使えば、グリップの機能をほかのボタンに割り当てられるので、それほど困った人はいなかったはず。
 
