自分のもつパソコンではできないことを、拡張可能なサーバとして提供するクラウドサービス(IaaS)が発展してきました。
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拡張可能なサーバ:クラウドサービス(IaaS)
ひとり1台のパソコンという環境は、一般に普及しました。
ただ自分のパソコンでできることにはかぎりがありますよねーーそもそも、自分の持っているパソコンでは動かないアプリがあります。また動くとしても、終わるまでに時間がかかりすぎるとか、ずっと実行し続けないといけないアプリがあるかもしれません。あるいは、そのアプリをインターネットで共有したい、など。
それらを解決してくれるサービスのひとつが、クラウドです。
とくに「IaaS」と呼ばれるクラウドは、さまざまなOSやデバイスを提供してくれます。なので自分のパソコンではできないことを、(一定の維持費用がかかるものの)用途に応じて使うことができます:[※1][※2]
- ※1
- いわゆる「レンタルサーバ」と「クラウド(IaaS)」の違いは、リソースを適宜拡張〜縮小していけるかどうかにあります。このクラウドは、サーバを構成するさまざまなリソース(プロセッサ、メモリ、ストレージ、ネットワークインタフェース、……)がバラで提供されるため、それらをそのときどきの用途に応じて、組み合わせて使っていくことができます(いっぽう「専用サーバ」というサービスは、その名のとおり、サーバのハードウェアをまるごと一台つかえるようにするものです)。
- ※2
- なので一般に、レンタルサーバよりクラウドの方が割高です(同じアプリケーションを利用するとして、その単位時間あたりの費用をみると)。なぜならクラウドの場合、利用者がリソースを拡張する場合に備え、事業者はつねに余裕をもってリソースを確保しておく必要があるからです。