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漫画・絵本の<寿命>を考える 〜 ウェブでの公開から書籍化まで

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漫画・絵本を描き始めるときには、制作アプリの初期設定や描画方法を決めておくことも、たぶん重要です。

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自分の漫画・絵本の<寿命>を考える


いまは、漫画・絵本を公開する場も多様になりました。

さまざまな媒体に自分が描いた漫画・絵本を掲載できますし、人気が出れば、公開する媒体そのものが広がるかもしれません(たとえば、ブログから電子書籍へ、同人誌から商業誌へ)。

ただ、いったんひとつの媒体に向けて制作すると、ほかの媒体で公開するときに、対応が面倒になることがありますよねーーこれは、制作アプリでの初期設定や管理方法が、多様な媒体への対応を考えていないことから起こりがちです。

なので漫画・絵本を描き始めるときには、それら初期設定や管理方法を、<将来のために>決めておくことも重要だったりします。

適切な初期設定と管理方法を採用すれば、描いた漫画・絵本をさまざま媒体に広げていくことが、より容易になるはずです(作品の永続性とシングルソース・パブリッシング)。[※1]


ただし、多様な媒体への対応と、表現の独自性や効率性の向上の間には、トレードオフがあります(ベクタ画像と自分の描線が合わない、など)。そのバランスをどうとるかが、設定や描画を決める大きな要素になるでしょうね。

媒体と対応


たとえば漫画・絵本を公開する媒体には、次のようなものがあります:

個人のウェブサイト
SNS(ショートメッセージ、ブログ、画像/動画共有コミュニティ、投稿サイト、……)
ウェブトゥーン
電子書籍
書籍(同人誌(B5〜A5、変形サイズ)、商業誌(B5〜A6、変形サイズ))

なので制作アプリの初期設定や管理方法では、次のようなことを考慮しておくべきかもしれません:[※1]

初期設定(電子書籍化、書籍化、……)
文書管理(地の文・台詞の構造化、……)
画像管理(ベクタ画像の利用、……)
素材管理(写真の管理、3Dオブジェクトの作成・利用、……)

※1
とくに漫画・絵本は、ビジュアルとナレーションで内容を伝える表現形式です。このため、イメージとともにテキストの管理も重要になってきます。