XRの標準規格(OpenXR)と共存させるための、HMD(Quest 2)向けパススルーの設定です。
関連
- ◯
- 作ったアプリを携帯端末やHMDで動かす:Android (Quest 2) , adb
検証
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- OS:Windows 10
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- アプリ:Unity 2021.2.8f1
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- ライブラリ:XR Plugin Management
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- ライブラリ:XR Interaction Toolkit
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- ライブラリ:OculusIntegration
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- HMD:Quest 2
前提
ここでは標準のツールキット(XR Interaction Toolkit )を使って、コントローラの各種操作を記述しています。そのためMR(パススルー)は、それらと共存させる設定になっています。
設定
次のパッケージを導入し、そこから次のライブラリ群を取り込みます:
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- 公式サイト:https://developer.oculus.com/downloads/package/unity-integration/
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- パッケージ:OculusIntegration.unitypackage
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- ライブラリ:platform, vr
プロジェクトの設定を、次のように変えます:
edit > project settinges > xr plug-in management > plug-in providers: oculus: <yes>
シーンのXRリグに次の各コンポーネントを取り付け、次のように設定します:
<XRRIG> > ovr manager > quest features > general > passthrough capability enabled: <yes> > ovr passthrough layer > placement: underlay <XRRIG> > <CAMERA> > camera > clear flags: solid color > background: <BLACK>
PCとHMDを接続して表示させる
PC〜HMD向けのリンクアプリ(Oculus)を使うことで、設定したパススルーを、HMDに表示させることができます:
> settings > beta > developer runtime features: <yes> > passthrough over oculus link: <yes>
HMD単独で表示させる
パススルーを設定したプロジェクトをHMD(Android )向けにビルドすることで、HMD単独でパススルーを表示させることができます。