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パススルーの設定(MR:現実との融合):Quest 2, Oculus, Unity (OculusIntegration (OVRManager))

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- 2022.06.07

XRの標準規格(OpenXR)と共存させるための、HMD(Quest 2)向けパススルーの設定です。

関連


作ったアプリを携帯端末やHMDで動かす:Android (Quest 2) , adb

検証


OS:Windows 10
アプリ:Unity 2021.2.8f1
ライブラリ:XR Plugin Management
ライブラリ:XR Interaction Toolkit
ライブラリ:OculusIntegration
HMD:Quest 2

前提


ここでは標準のツールキット(XR Interaction Toolkit )を使って、コントローラの各種操作を記述しています。そのためMR(パススルー)は、それらと共存させる設定になっています。

設定


次のパッケージを導入し、そこから次のライブラリ群を取り込みます:

公式サイト:https://developer.oculus.com/downloads/package/unity-integration/
パッケージ:OculusIntegration.unitypackage
ライブラリ:platform, vr

プロジェクトの設定を、次のように変えます:

edit > project settinges > xr plug-in management
> plug-in providers: oculus: <yes>

シーンのXRリグに次の各コンポーネントを取り付け、次のように設定します:

<XRRIG>
> ovr manager
  > quest features
    > general
      > passthrough capability enabled: <yes>
> ovr passthrough layer
  > placement: underlay

<XRRIG> > <CAMERA>
> camera
  > clear flags: solid color
  > background: <BLACK>

PCとHMDを接続して表示させる


PC〜HMD向けのリンクアプリ(Oculus)を使うことで、設定したパススルーを、HMDに表示させることができます:

> settings > beta
  > developer runtime features: <yes>
  > passthrough over oculus link: <yes>

HMD単独で表示させる


パススルーを設定したプロジェクトをHMD(Android )向けにビルドすることで、HMD単独でパススルーを表示させることができます。