VaM で、アニメ調の表現を試します。
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- このツール自体は、じっさいの制作に役立つものではありませんーーこういう制作環境があれば、これだけの体験ができる、ということを示すものです。
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- このページの内容は一般向けですが、ツールの一部に成年向けのアプリを使っていますーーその技術上の理由や倫理上の問題(MODの是非などもふくめ)は、次に記載しています:
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- VRによるキャラメイクと、成年向けアプリ:VaM, CM3D2/COM3D2, HS, Koikatu, EmoCre
概要
これまでは、VaM でキャラクタをアニメ調にするなら、ReShade によるデスクトップ上のポストエフェクトを使うしかありませんでしたーーのちにVRToolkit が提供されたことでVRにも対応しましたが、いずれにしてもキャラ個別のアニメ調の表現は、できないままだったわけです:
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- https://github.com/crosire/reshade
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- https://github.com/retroluxfilm/reshade-vrtoolkit
2022年の夏に、Hunting-Succubus氏がセルシェーディングを適用できるプラグインを提供し、キャラ個別のアニメ調の表現が可能になりました:[※1]
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- https://hub.virtamate.com/resources/anime-cell-effect.14510/
- ※1
- コードをみるかぎり、Unity の代表的なセルシェーダ(UTS2)をアセットバンドルで読み込み、(かなりの力技で)キャラの各種マテリアルに適用することで実現しているようです。
効果
キャラごとに、輪郭線の描画や平板な陰影など、アニメ調の表現ができるようになっています:
- ◯
- アニメ調[※1]
- ◯
- アニメ調[※2]
- ※1
- この3Dモデル群は、次の作者から提供されていますーーただしファンアート系のモデルなので、デザインのオリジナルは、次の作品群にあります(3Dのモデリングは作者自身によるものですーーとはいえ、提供先の利用形態は容易に推測できるので、作品ごとの利用規約には則っていない可能性があります):
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- https://www.patreon.com/wunderwise/membership
- C]
- モナ(原神/ミホヨ)、アンジェラ(聖剣伝説3/スクウェア)、ふうま時子(アクション対魔忍/グレモリー)
- ※2
- こちらは自作ですーーDAZ のG2F 標準モデルにアニメ調のモーフ(Keiko 6 )とトゥーンシェーダ適用し、VRoid の髪をアセットバンドル化して付けるだけで、それなりにアニメっぽくはなりますね。
制約
キャラの体や服は、シェーダ置き換えるため、色を指定できなくなります(テクスチャは使えます)。また、CUAなどには適用されません。
問題
シーンを変えると描画がおかしくなることがあるなど、それなりに不具合もあるようです(この場合、アプリ全体の再起動が必要になります)ーーリソースの損傷を招くような、深刻なものではありませんが。